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コンセプトムービー
Movie
Story
Story
踊るのは好き。
靴を鳴らし、手を叩き、人々に笑顔を向けるとき。
あたしは、「あたし」から解き放たれる。
あたしの家は、古くて汚くて。
それが今は、こんな輝くステージで踊れるなんて。
あの頃は考えもしなかった。
大勢の人たちからの拍手と歓声。
そんなもの、想像すらしてなかった。
でもそれは「別のあたし」。
「本当のあたし」は、楽屋裏にいる。
――刃物で刻まれたドレス。
――水に沈められた小物たち。
あたしは拍手よりも喝采よりも、友達が欲しかった。
辛いときに二人、手をつなげるような、そんな友達が。
ただ――欲しかったの。
Produce / Papa Movie / Papa Written / 綾坂キョウ
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